3月も半分が終わり、気候的にも春になってきました。

春は気温の変化が激しい時期でもあり体調も情緒的にも不安定になりがちです。

また、体が冬モードから夏モードへときり変わる過渡期にもなり、様々な不調が認められる時期とされています。

そこで、今回は、春に気をつけたい病気として「春腰痛」について、その原因、対処法をご紹介したいと思います。

 

そもそも何故、春に腰痛が増えるのか? 主な原因として3つがあげられます。

 

 1つ目は「寒暖差が大きいこと」。

春の季節は、昼と夜の1日の気温差が大きい時期です。また暖かくなってきたと思ったら寒の戻りもあり、日ごとの寒暖差も大きいため、その温度差に体が対応できず血流が悪くなります。これが腰痛を引き起こす主な原因です。

 

 2つ目は「冬の運動不足」。
寒い冬は、どうしても運動不足になりがちです。春になって暖かくなりスポーツを始めようとした時、冬の運動不足による筋力低下で腰に負担が掛かります。これが腰痛を引き起こす原因となります。

 

 最後は「春は環境変化の季節」。

卒業、入学、入社、転勤など環境が変わる時期でもあります。これがストレスになり、自律神経が乱れ、腰痛を引き起こす原因となります。

 

 では、春腰痛にならないためには、どうしたらいいのか?

最大の対策は、シャワーだけでお風呂を済ますのではなく、お湯に浸かることです。湯船に浸かれば、体を温められ、血流が良くなります。またリラックス効果も得られ、自律神経を整えられる効果も期待できます。

血流悪化の改善、ストレス軽減につながりますので腰痛対策に非常に効果的な方法です。

 

また血流がよくなる運動も腰痛対策に有効です。強い運動をしすぎると、逆に筋が疲れ腰痛を悪化させます。軽く汗をかく軽度のウォーキングくらいで十分です。歩くことで同時に太陽光を浴び、そのことが自律神経バランスの調整に関係していきます。

 

 

    この時期は腰痛患者が倍以上に増えるといわれています。

    春腰痛の対策を行って、心地よく新年度を迎えましょう。

     

 神戸東洋医療学院 付属治療院 光上 信幸

 

 

*************************************************************************

神戸 三宮で鍼灸といえば

神戸東洋医療学院付属治療院

*************************************************************************